ニュース 社会 作成日:2018年9月21日_記事番号:T00079420
1952年12月に台北県石碇郷(現在の新北市石碇区)で起きた白色テロ「鹿窟事件」について、監察院は20日、監察委員らの提案に基づき、同事件の被害者とその家族の名誉回復を促進転型正義委員会(促転会)に要求した。21日付中国時報が伝えた。
鹿窟事件は台湾省保安司令部が村民を不当に逮捕し、拷問で自白を強要した上で、冤罪(えんざい)で死刑としたり、投獄したりした事件。被害者は400人を超えるとされる。
監察院は事件で判決を受けた村民131人、拷問を受けた6人の計137人の名簿を促転会に送付し、名誉回復を進めるよう求めた。促転会はまだ文書を受け取っていないとして、コメントを避けた。
促転会はかつての国民党強権統治の下で行われた迫害や人権侵害の真相究明を進めるために設置された機関だが、先ごろ内部会議で新北市長選に国民党から出馬した侯友宜氏を貶める発言を行った張天欽副主任委員が辞任に追い込まれ、運営が混乱している。
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