ニュース 社会 作成日:2018年9月21日_記事番号:T00079421
米ニューヨーク・タイムズは19日、彰化県二水郷にある「碧雲禅寺」に毛沢東、周恩来ら中国の歴代指導者の肖像画や中国共産党の中台統一スローガンが掲げられ、まるで「共産主義の神殿」と化していると報じた。地元住民からは「彰化の恥」とならないよう、県政府に強硬な対応を求める声が相次いでいる。
五星紅旗がたなびく碧雲禅寺。ネット上では「中国に行った上でやってほしい」といった批判が出ている(21日=中央社)
騒動を受け、魏明谷彰化県長は20日、碧雲禅寺には違法建築部分があるとして、水道や電気の供給をストップする考えを表明した。
碧雲禅寺は100年以上の歴史を誇り、県文化局から歴史建築にも指定されている。しかし、寺が建設会社に委託した増築工事の代金支払いをめぐって双方が訴訟を展開。最終的に碧雲禅寺は裁判所の競売に掛けられ、建築会社の経営者である魏明仁氏が落札した。魏氏は寺を「中華人民共和国社会主義民族思想愛国基地」と改称し、境内には五星紅旗(中国国旗)が掲げられ、中国国歌が鳴り響いている。
魏県長は「寺の建物は違法建築だが、寺側と魏氏が裁判で争っている段階で、所有権を確定できない。判決が確定し次第、県政府は違法建築部分を必ず撤去する」と述べた。
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