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TSMCの先進封止技術、ハイシリコンが採用か


ニュース 電子 作成日:2018年9月25日_記事番号:T00079427

TSMCの先進封止技術、ハイシリコンが採用か

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、新竹科学工業園区(竹科)竹南科学園区(苗栗県竹南鎮)での最新パッケージング・テスティング(封止・検査)工場が2020年に完成予定で、スマートフォン大手、中国・華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)が採用するとみられている。TSMCが先進製造プロセスとのトータルサービスを強化すれば、半導体封止・検査受託業者(OSAT)にとって大きな脅威となる。25日付電子時報が伝えた。

 業界関係者によると、TSMCのCoWoS(Chip on Wafer on Substrate)技術は、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、エヌビディア、グーグルなどに採用されており、月産能力は20万枚に拡大した。封止・検査最大手の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)傘下の日月光半導体製造(ASE)の2.5次元・3次元(2.5D・3D)パッケージング技術は月産能力約2万~3万枚、矽品精密工業(SPIL)は約10万~12万枚で、TSMCのCoWoS月産能力が既に上回っている。米アムコア・テクノロジーの韓国工場の月産能力は約2万~3万枚だ。

 ただ、TSMCはファウンドリーの良品率が90%以上に上るものの、パッケージングを合わせると81%にとどまるという。