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威剛、宇瞻の経営権に関心


ニュース 電子 作成日:2008年6月5日_記事番号:T00007943

威剛、宇瞻の経営権に関心

 
 メモリモジュール最大手、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)が同業の宇瞻科技(アペイサー・テクノロジー)の最大株主となり、経営主導権を掌握することに関心を示している。5日付電子時報が報じた。 

 宇瞻は現在、宏碁(エイサー)が最大株主で出資比率は約30%に上るが、エイサーはDRAM業界の景気変動の激しさを嫌気してこれを手放す意向と伝えられている。

 これについて陳立白威剛董事長は、「宇瞻には非常に興味がある。エイサーが株を手放すのであれば喜んで引き受けたい」と表明。一方、陳益世宇瞻総経理はコメントは避けるとした。

 宇瞻は欧州市場に強く、威剛が経営主導権を獲得した場合、同市場の強化に貢献する。宇瞻はまた、NAND型フラッシュにも強味を持つ。

 エイサーは昨年、宇瞻にDRAMを供給している力晶半導体(PSC)に持ち株を売却し、力晶の持ち株比率は現在20%に上っている。宇瞻にはこのほか、フラッシュメモリの米SSTが10%を出資している。