ニュース 電子 作成日:2018年9月26日_記事番号:T00079457
パナソニックは25日、同社が開発したマルチホップ「HD-PLC」が、台湾電力(台電、TPC)のスマートメーターの通信方式に採用されたと発表した。
マルチホップ機能は、端末自身が中継器の役割も果たすことで長距離通信を可能にする技術。パナソニックのHD-PLCはITU-TG.9905対応によって長距離で数Mbps(メガビット毎秒)の通信を行うことを可能にし、データ収集の頻度が高く、電力需給に応じた細かい制御を行うスマートメーターの通信性能の要求を満たせるようにした。
TPCが昨年9月に台北市内で行った実証実験では、HD-PLC技術によって、道路に設置された中高圧の変圧器からビル地下のメーターまで電力線で通信できることを確認、100%のデータ収集率を達成し、合格認定を得た。これにより、HD-PLC技術を搭載したスマートメーターの台北地域などへの導入が進められる。TPCは今年12月より台湾の主要都市約26万世帯にスマートメーターを導入していく。
パナソニックは、HD-PLC技術は、今後、世界中で導入が進むスマートメーターやスマートシティー構想において、モノのインターネット(IoT)通信のインフラ整備への貢献が期待されると説明した。
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