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TSMCの中国売上高比率、初の20%超【図】


ニュース 電子 作成日:2018年9月27日_記事番号:T00079479

TSMCの中国売上高比率、初の20%超【図】

 市場調査会社、ICインサイツが26日発表した統計によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の第2四半期の中国売上高は18億300万米ドルと前年同期の約2.3倍となり、過去最高を記録した。同社の売上高全体に占める割合は23%で、初めて20%を上回った。中国最大の仮想通貨の採掘(マイニング)機器メーカー、北京比特大陸科技(ビットメイン・テクノロジーズ)や深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)などからの受注が貢献した。27日付工商時報が報じた。

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 ICインサイツは、下半期は仮想通貨のマイニング用チップの需要が鈍化するが、TSMCの今年通年の中国売上高は前年比79%増の67億米ドルに達し、売上高全体に占める割合は19%になると予想した。

 中国ではASIC(特定用途向けIC)を自社開発する企業が増えており、ファウンドリーに対する需要が高まっている。半導体工場建設が相次いでいるが、技術と生産能力が十分な水準に達しておらず、TSMCは16ナノメートル製造プロセスや、さらに先端の製造プロセス市場で受注をほぼ独占している。