ニュース 電子 作成日:2018年9月27日_記事番号:T00079486
アップルが10月26日に発売する6.1インチ液晶ディスプレイ(LCD)搭載のスマートフォン新機種「iPhone XR(テン・アール)」について、証券会社が今年の生産台数見通しを2,400万台へと従来より35%引き下げた。組み立ての難易度が高く歩留まり率が低いこと、台風21号(アジア名・チェービー)による関西国際空港の浸水被害で、日本メーカーからの部品輸送に影響が出たためだ。同機種を最も多く組み立てる和碩聯合科技(ペガトロン)の業績に悪影響をもたらすとみられる。27日付工商時報が報じた。
証券会社はまた、ペガトロンはiPhone XRの組み立てで、初めてオールスクリーン(狭額縁設計)や顔認証システム「Face ID」用の3Dセンサーモジュールを取り扱うため、労働力を増やして対応していると指摘。一方、アップルはペガトロンに支払うiPhone XRの組み立て費用を、前モデルのiPhone8と同じ1台当たり25米ドルに抑えており、ペガトロンの粗利益率が圧迫されるとの見方を示した。
証券会社は、ペガトロンの第3四半期売上高は2,950億台湾元(約1兆900億円)と、前期比9%増加するものの、前年同期比では12%減少し、粗利益率は過去最低の2.3%に落ち込むと予測した。
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