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台湾製の自動運転バス、台北で初展示


ニュース 電子 作成日:2018年9月27日_記事番号:T00079487

台湾製の自動運転バス、台北で初展示

 蔡英文政権が進める「アジア・シリコンバレー計画」の推進機関、亜洲・矽谷計画執行中心(アジア・シリコンバレー計画執行中心、ASVDA)は、27日に台北世界貿易センター展示場1館(台北世貿一館)で開幕した台湾創新技術博覧会(台湾イノテク・エキスポ)で台湾製の自動運転バスを初めて展示している。27日付工商時報が報じた。

 同バスはASVDAのプロジェクトの下、既存のディーゼルバスを改造したもので、全長9メートル。今年11月3日に開幕する台中世界花卉博覧会(台中フローラ世界博覧会、台中花博)に合わせて同市水湳経貿生態園区で試験走行を行う。

 プロジェクトチームのメンバーは▽バス運営会社の豊栄汽車客運(グリーン・トランジット)▽緯創資通(ウィストロン)▽中部のケーブルテレビ(CATV)業者、台湾数位光訊科技(台湾オプティカル・プラットフォーム、TOP)傘下の台湾佳光電訊(トップライト・コミュニケーションズ)──など。ウィストロンなどが人工知能(AI)、情報セキュリティー、モノのインターネット(IoT)関連の人材と技術を提供し、ハードウエアメーカーと研究開発(R&D)を進めた。台湾佳光電訊はウィストロンと共同で道路設備と通信システムを構築した。

 豊栄汽車客運は年内に台湾初となる自動運転車の試験走行許可を取得し、3年以内に運行を開始するとみられる。