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奇美実業、グリーン債50億元を発行


ニュース 石油・化学 作成日:2018年9月27日_記事番号:T00079490

奇美実業、グリーン債50億元を発行

 ABS樹脂世界最大手の奇美実業は26日、温暖化対策や環境プロジェクトなどの資金調達を目的とした債券「グリーンボンド」を発行、店頭市場の証券櫃台買売中心(櫃買中心、TPEx)で販売を開始した。規模は50億台湾元(約184億円)で、台湾民間企業によるグリーン債としては過去最大だ。27日付経済日報が報じた。

/date/2018/09/27/06chimei_2.jpg奇美実業は趙令瑜総経理(左3)が銅鑼を鳴らしてグリーン債50億元の販売開始を祝った(同社リリースより)

 奇美実業はグリーン債で得た資金を、▽太陽光発電所▽コージェネレーション(熱電併給)▽極性転換方式電気透析装置(EDR)による処理水回収利用▽バイオマスボイラー──の4項目の環境型事業に利用する。全て2020年に完工予定で、年間18万トンの温室効果ガス排出を削減し、奇美実業は電力の自給率9割以上を達成する。

 同社の趙令瑜総経理は、4項目の事業は全て「循環型経済」をコンセプトとしており、奇美実業は地球環境に貢献するグリーン新技術の採用に前向きだと表明した。