ニュース 商業・サービス 作成日:2018年9月27日_記事番号:T00079494
カラオケ店(KTV)をチェーン展開する銭櫃(キャッシュボックス)は26日、6億台湾元(約22億円)を投じ、屏東県の墾丁福華渡仮飯店(ハワードビーチリゾート墾丁)から1階の6,271.7坪のスペースを賃借し、商業施設、レストラン街、パブ、KTVから成る複合レジャー施設を開設すると発表した。27日付経済日報が伝えた。
銭櫃の投資は、リゾート地墾丁では最大規模のレジャー施設となる。銭櫃が複合レジャー施設に参入するのは初めてで、屏東県内にも初の進出となる。
墾丁は中国人客の減少などで観光業界が打撃を受けているが、銭櫃がこのタイミングで進出することについて、地元からは「墾丁がある恒春鎮の他、隣接する満洲郷、車城郷からの集客も見込める」と期待の声が漏れる。
銭櫃の本業であるカラオケ店経営は、主な顧客層が消費力が高い会社員であり、今年1~8月の売上高は26億元と、同業の好楽迪(ホリデー)の20億4,000万元を上回るなど内需低迷による影響を受けていない。銭櫃は6月末時点でキャッシュフローが23億3,000万元、利益留保が37億5,000万元あり、投資財源は潤沢だ。
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