ニュース 社会 作成日:2018年9月28日_記事番号:T00079532
亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)が花蓮工場そばに開設した生態園区は、多様な種類の植物が育ち、色とりどりのチョウが飛び交う自然の楽園で、大々的な宣伝は行っていないものの口コミで人気を呼び、隠れた観光スポットとなっている。その生態園区にこのほど、600坪ほどの範囲に網を張り巡らせたチョウ・エリアが整備され、29日にリニューアル・オープンを迎える。
アジアセメントは13年前、「工場の公園化」を目指し、花蓮工場そば約1ヘクタールの土地に250種類の植物を植え、35種のチョウ、10種類のナナフシが生息できる環境を整備した。
園区内では、イチョウ、タイワンベニヒノキ、タイワンクスノキ、チュウゴクイチイなど平地ではなかなか見られない植物や、チョウ類もオオベニモンアゲハ、ルリマダラ、タイワンミスジ、タイワンシロチョウに加え、保護対象(3級)となっているキシタアゲハが飛ぶ姿を見られるとあって評判が徐々に広がり、現在では年間延べ1万人が訪れる人気スポットとなっている。
アジアセメントでは、「チョウ王国」と呼ばれる台湾の自然の豊かさをもっと市民に認識してもらおうと今年、600坪のチョウエリアを整備するとともに、天敵の脅威を受けずにチョウを卵から成虫まで育てるための専用施設も増設。独立したナナフシエリアも開設し、来場者がこの不思議な形態を持つ昆虫をじっくりと観察できるようにする。
なお、同園区は毎日午前9時から午後5時まで無料で参観可能。解説員によるガイドも受けられるが、入場には予約が必要(できる限り3日前まで)となる。台湾の植物や昆虫に興味のある方は、一度足を運んでみてはいかがだろう。
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