ニュース 石油・化学 作成日:2018年10月1日_記事番号:T00079551
台湾中油(CPC)、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)、台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)の3社が高雄市の林園石化工業区で計画していたスチレンモノマー(SM)プラントの建設が先送りされる見通しとなった。30日付経済日報が伝えた。
同プラントは4~5ヘクタールの敷地に96億台湾元(約360億円)を投じ、年産25万トン規模で計画されていた。しかし、輸送や蒸気生成のコストがかさみ、投資利益率が1~2%にとどまるとみられるため、投資リスクが高いと判断され、3社は今月初めにも会合を開き、建設先送りの方針を確認する。
中国政府が台湾製のSMに5%の反ダンピング(不当廉売、AD)関税をかけ、中国向けの販売に支障が出るとみられる点も判断材料となった。中国ではSMの増産が進んでおり、3年以内に生産量が年450万トン増える見通しで、市場の先行きも不透明だ。
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