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ASEのFOPLP、歩留まり99%実現か


ニュース 電子 作成日:2018年10月3日_記事番号:T00079611

ASEのFOPLP、歩留まり99%実現か

 半導体業界で長らく指標となってきた「ムーアの法則」(半導体の集積密度は18~24カ月で倍増する)に物理的な限界が近づいているとされる中、パッケージング・テスティング(封止・検査)技術の重要性がますます高まっている。こうした中、半導体後工程受託メーカー(OSAT)世界最大手の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)では、ファンアウト・パネルレベルパッケージング(FOPLP)技術の開発に大きな進展が見られるほか、FOPLP製品の最終テスト(FT)でも99%の歩留まりを実現したとされる。3日付電子時報が報じた。

 業界関係者によると、各種チップにおけるFOPLP技術の採用率上昇に伴い、2019年には関連する封止・検査設備の供給不足が生じることが見込まれる。ASEは中壢工場(桃園市)と高雄工場にFOPLP関連設備を導入して、将来的な需要の高まりに備えている。

 また、FOPLPでは、FTにおいて95%以上の歩留まりが要求されるが、ASEは既にこれを実現。今後の商機獲得が期待される。