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劉行政院長、第4原発の早期完成指示


ニュース 公益 作成日:2008年6月6日_記事番号:T00007962

劉行政院長、第4原発の早期完成指示

 
 行政院は5日、「永続的エネルギー政策綱領」を閣議決定し、二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーとして原子力発電を選択肢に挙げた。劉兆玄行政院長は、民進党政権下の建設一時中断などで工事が著しく遅れている第4原子力発電所(台北県貢寮郷)の早期完成と放射性廃棄物の処理で、関係部門が連携を強化することを指示した。6日付工商時報が伝えた。

 同綱領はまた、二酸化炭素の排出権取引や排出削減基金の創設、造林事業の指導などを盛り込んでいる。また、エネルギー関連の研究開発費を4年以内に現在の年間50億台湾元から100億元(約350億円)に増額する構えだ。

 劉行政院長は「永続的エネルギー政策は高効率、高価値、低排出、低依存という『二高二低』が実現できるエネルギーの消費、供給モデルを構築するものだ」と説明した。

 これに関連し、経済部エネルギー局は、老朽化した発電所の更新計画を進め、今後8年間でエネルギー効率を毎年2%引き上げることを目標に掲げた。