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自動車大手7社、部品輸出が急減


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年6月6日_記事番号:T00007965

自動車大手7社、部品輸出が急減


 日本の自動車メーカーと提携関係にある中華汽車工業、裕隆汽車製造、国瑞汽車、福特六和汽車、太子汽車、台湾五十鈴汽車工業、台湾本田の業界7社は、中国が部品の国内調達を強化したことに加え、東南アジア諸国連合(ASEAN)で域外部品は関税優遇策が受けられないことなどから、1~3月期の自動車部品輸出が合計で前年同期比22.09%の2億1,500万米ドルにとどまった。

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 業界関係者は「北京当局は自動車産業育成のため、自動車メーカーに内製率の引き上げを求めており、最近量産化されたモデルでは内製率が40~50%に達している。この結果、台湾メーカーが外観、内装の設計に参加した車種は年々減っている」と指摘した。

 東南アジア向け輸出に関しても、台湾はASEANプラス3(日中韓)の枠組みに入らないため、自動車部品に0~5%の低税率を適用する関税優遇策の対象とはならず、輸出は先細りとなっている。