ニュース 社会 作成日:2018年10月4日_記事番号:T00079658
求人求職情報サイト大手、1111人力銀行がこのほど実施した調査で、女性の90%近くが「起業に興味がある」と回答した。台湾女性の起業意欲の高さが浮き彫りとなった。
「起業に興味がある」と回答した女性に理由(複数回答)を尋ねたところ、▽仕事の時間を柔軟に調整したい、41.1%▽低賃金から脱却したい、39.8%▽好きなことを仕事にしたい、35.9%▽自分に対する挑戦、35.4%▽社長や上司の顔色をうかがいたくない、23.5%──などが挙がった。
また、起業資金の調達方法については「貯金」が79.01%と圧倒的多数を占め、これに「家族や友人と出し合う」の15.22%、「政府の女性向け起業融資を活用」の14.59%が続いた。
なお、女性サラリーパーソンが起業のために準備する資金の平均は34万台湾元(約126万円)だったことから、大部分が多額の資金や先端技術を必要としない小規模なビジネスを想定しているようだ。
女性が起業したい業種は、▽小吃(屋台料理)店、15.21%▽冷菓・飲料店、11.44%▽雑貨・手芸品店、10.81%▽朝食・昼食店、10.07%▽服飾店、8.18%──となった。
また、起業した女性に対する調査では、起業前の平均収入が3万5,522元だったのに対し、起業後は5万7,344元と2万元以上増加。さらに、起業後は就業時間も週32.48時間と、労働基準法(労基法)が定める40時間を大幅に下回っており、「働く時間が短くなる上に収入が増える」ため、女性の起業意欲が高まる結果となった。
なお、経済部が発表した2017年度の統計によると、中小企業144万9,583社のうち女性が社長を務める企業は51万6,249社と前年比で7,548社増加。全体に占める比率は35.83%となった。今後も女性社長はますます増えていきそうだ。
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