ニュース 政治 作成日:2018年10月5日_記事番号:T00079684
米CNNの3日の報道によると、米太平洋艦隊が11月に、南シナ海と台湾海峡で1週間にわたって軍事演習を行うことを計画している。米軍の公海での航行の自由をアピールしつつ、戦艦と戦闘機の迅速な展開能力を示し、中国に圧力をかけることが目的だ。実際に実行されれば、台湾海峡の緊張を大きく高めることになりそうだ。5日付聯合報などが報じた。
米国防総省と太平洋艦隊は演習情報についてノーコメントとした。軍事演習はまだ裁可を受けていないが、既に名称があり、米軍各層に伝わっているという。なお、米軍関係者は「中国と交戦する意図はない」と説明した。
総統府は4日、メディアの報道に関心を持っているが、コメントはしないと表明した。
一方、中国・環球時報は「米国が中国の門前で事を起こせば、中国は対応するだけだ」と警告した。中国の台湾関係の専門家は、「実際に演習が行われれば、米中国交以来、初めての米国による中国への主権侵犯であり、中国も軍事演習でやり返すだろう」と指摘した。
台湾の民主主義を評価
一方、ペンス米副大統領は4日の演説で、中国はトランプ政権の瓦解(がかい)を画策し、米国の政策と政治に干渉しようとしており、脅威はロシアよりもはるかに大きいと強く批判。南シナ海で米軍を挑発したことにも触れ、ワシントンは脅しによって逃げることはないと発言した。
さらに、米国は「一つの中国」政策を順守しているとしながらも、中国が台湾の友好国を奪い、台湾海峡の安定を脅かしていることを非難し、「民主主義を抱いている台湾が、あらゆる中国人にとってより良い道を示している」と、中国を非難する一方で台湾の民主主義を高く評価した。
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