ニュース 政治 作成日:2018年10月8日_記事番号:T00079709
かつての国民党強権統治下で行われた迫害や人権侵害の真相究明を進める促進転型正義委員会(促転会)の黄煌雄主任委員が6日、張天欽副主任委員(当時)の問題発言を発端とする騒動の責任を取る形で辞任した。7日付聯合報が伝えた。
辞任した黄主任委員。張前副主任委員の発言は、統一地方選挙における民進党の情勢に依然悪影響を及ぼしている(6日=中央社)
促転会をめぐっては、張副主任委員(当時)が今年8月の内部会議で新北市長選に国民党から出馬した侯友宜氏をおとしめる発言を行う様子を収録した録音が暴露され、促転会が選挙に介入しているのではないかとする批判を浴びた。黄氏の辞任は統一地方選を控え、一連の騒動の幕引きを図った形だ。
促転会は前日に白色テロ被害者への有罪判決を取り消す名誉回復式を開いたばかりだった。黄主任委員は6日午後にメディア向けに声明を出し、「辞任は促転会を生まれ変わらせ、政権交代を超越した『移行期の正義』に余地を残すためだ」と説明した。
黄氏はまた、「責任を転嫁せず、事態の収拾が一段落した段階で自ら辞任することにした。政府と野党の対立を解消し、促転会が追求する『真相、責任、公義、和解』の目標を持続させたい」と述べた。
促転会では既に張副主任委員も辞任しており、正副主任委員が不在という想定外の状況となるが、行政院は専任委員3人のうち1人を主任委員代理に指名する方針だ。
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