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友達の10・11世代工場、彰化県に設立か


ニュース 電子 作成日:2008年6月6日_記事番号:T00007971

友達の10・11世代工場、彰化県に設立か

 
 友達光電(AUO)が計画する第10、11世代パネル工場が、彰化県に設立される可能性が出てきた。彰化県政府が2日、行政院国家科学委員会(国科会)に提供を申請した総面積1,100ヘクタールの用地に対し、友達が「非常に満足だ」と評価したと6日付経済日報が報じている。なお、友達は5日、用地は国科会が決定するのでコメントできないとした。

 国科会は来週から用地の選定を開始し、9月末までに決定、来年第3四半期に友達に提供する計画だ。

 友達は第10、11世代工場をそれぞれ2棟建設するほか、関連企業も進出させ、上、中、下流工程の集結した生産拠点を設置する計画のため、必要な用地は800ヘクタールに上る。投資額は約5,000億台湾元(約1兆7,400億円)だ。

 彰化県によると、提供を申し出た台湾糖業の農場は、近くにある旧農場を合わせると1,800ヘクタールに上る起伏が少ない平地だという。彰化のほか、台中、南投、雲林など台湾中部の県市も友達の誘致に積極的だ。

 友達が5日発表した連結売上高は、前月比4.6%増、前年同月比24.9%増の443億3,900万元だった。大型パネルの出荷枚数は、前月比4.5%増の771万枚だった。アナリストの予測によると、6月の売上高も好調が持続し、ハイシーズンの第3四半期はさらに良くなる見通しだ。