ニュース 社会 作成日:2018年10月8日_記事番号:T00079711
食品大手、義美食品(I-Meiフーズ)の高志尚董事長の妻、欧瑞雲氏(77)が購入したOSIMインターナショナル製のマッサージ椅子が購入から約2年後の2011年に回路ショートで火災を起こし、台北市の陽明山にある別荘の2階応接間が焼損したとして、OSIM向けにマッサージ椅子を生産したメーカー、稲田などに総額3,377万台湾元(約1億2,400万円)の損害賠償を求めた裁判で、士林地方法院は5日、206万元の賠償を被告に命じる判決を言い渡した。6日付蘋果日報が伝えた。
火災ではマッサージ椅子をはじめ、テレビ、ピアノ、水墨画などの美術品を焼失したが、人的被害はなかった。原告は財産損失が2,377万元余りに上るとして、懲罰的賠償金1,000万元を上乗せした3,377万元の賠償を求めていた。
これに対し、被告の稲田は「火災とマッサージ椅子の関連性を証明できない上、原告とその家族はマッサージ椅子を使用後、電源を切っておらず、過失責任を負うべきだ」と主張した。
裁判所はマッサージ椅子が置かれていた場所がひどく焼損していた点に加え、稲田が取得した商品認証登録だけでは、マッサージ椅子に問題がなかったとは証明できないとして、稲田に賠償責任があると認定した。ただ、賠償額については、欧氏の個人所有ではないものも含まれるなどとして、大幅に減額した。
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