ニュース 電子 作成日:2018年10月9日_記事番号:T00079723
産業用コンピューター(IPC)最大手、研華(アドバンテック)の9月連結売上高は38億3,800万台湾元(約140億円)で、前月比13.32%減、前年同月比2.53%減だった。インテル製CPU(中央処理装置)の供給逼迫(ひっぱく)や、一部の顧客が米中貿易戦争への対応で台湾に生産を移転した影響で出荷に遅れが生じ、市場予測を下回った。それでも同月としては過去2番目に高い数字だった。証券会社は、第4四半期はIPCの需要期で、北米向けの売上増が見込めるとして、今年通年では2桁増収を維持できると予測した。9日付工商時報などが報じた。
地域別の9月売上高は、欧州、日本、韓国の順に前年同月比の成長率が高かった。産業用モノのインターネット(IIoT)事業の売上高が伸びた。
アドバンテックは5日、中華民国対外貿易発展協会(貿協、TAITRA)と共同で、インドのニューデリーに同国4カ所目となる拠点を設置すると発表した。南部ベンガルール(旧バンガロール)の本部、西部のプネーとアフマダーバード、東部のコルカタ(旧カルカッタ)と合わせ全インドをカバーし、現地パートナーとの連携の下、鉄鋼、発電所、鉱山、自動車メーカーなど向けIIoT市場のさらなる開拓を図る。何春盛アドバンテック執行董事は、今年に入ってインドの売上高は倍増していると説明した。
アドバンテックは今年、欧州サービスセンターの拡張、モスクワ支社設置など、グローバル展開を強化している。
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