ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年10月9日_記事番号:T00079726
台湾螺絲工業同業公会(TIFI)は、中国の工業用ファスナーメーカー600社余りが最近、ベトナムの工場用地を取得したと明らかにした。米国による中国製品に対する追加関税措置で、ねじ・ナットが対象に含まれたことを受けての動きとみられる。米中貿易戦争で台湾メーカーは他社からの転注が見込まれていたが、中国メーカーが東南アジア諸国への生産移管に成功すれば、台湾メーカーの受注に影響する恐れがある。9日付自由時報が報じた。
ただ、業界関係者は、中国メーカーが東南アジアに生産拠点を移転しても、工業用ファスナーの材料である棒線で中国製品を使用した場合、米国に関税を課されると指摘。中国メーカーの生産移転の成否は中国製以外で競争力のある材料を確保できるかによると説明した。
業界関係者はさらに、中国メーカーが東南アジアへの生産移転に成功しても、台湾で影響を受けるのは付加価値の低い汎用(はんよう)ねじ・ナットメーカーだと指摘。台湾メーカーの多くは近年、▽自動車▽航空宇宙▽バイオテクノロジー──など特殊用途向け製品を強化しているため、影響は小さいと予想した。
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