ニュース 金融 作成日:2018年10月9日_記事番号:T00079731
金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員は8日、立法院財政委員会に出席し、銀行免許の在り方について、フルバンキング免許ではなく、業務を限定した「制限免許」も検討課題だとする認識を示した。9日付工商時報が伝えた。
金管会の顧主任委員。注目のインターネット専業銀行については、企業からの申請書提出はまだだと説明した(8日=中央社)
台湾では銀行免許の取得に際し、100億台湾元(約365億円)の資本金規制がある。立法委員からは、資本金条件が日韓よりも厳しく、銀行業に参入しても短期に損益分岐点に達することが難しいとの指摘があった。
顧主任委員は「今後新設される金融機関は、預金業務に関与せず、送金や融資だけを行う場合、資本金規制を引き下げてもよいのではないか」と述べた上で、「近く解禁するインターネット専業銀行とは関係ない。ハイテク業者がレギュラトリー・サンドボックス(フィンテックによる革新的な金融サービスに実験の場を提供する試み)に参入していることを考慮したもので、サンドボックスを終えれば、制限免許の問題に直面することになる」と指摘した。
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