ニュース 電子 作成日:2018年10月11日_記事番号:T00079753
11日付電子時報によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は現在、7ナノメートル以降の先進製造プロセスにおいて、サムスン電子など競合を大きく引き離しており、既に多くの顧客を獲得済みとみられる。来年はアップルのスマートフォン用次世代プロセッサー「A13」も独占受注すると観測されており、同社の世界シェアは今年上半期の56%からさらに拡大し、60%を超える可能性がある。
TSMCは今年4月、競合に先駆けて7ナノプロセスによる生産を開始、今後も業界で初めて極端紫外線(EUV)リソグラフィー技術を導入した7ナノプロセス強化版(7ナノプラス)による量産を行う見通しとなっている。
サムスンも引き続き7ナノ以降の先進プロセス導入を進める方針を示しているが、7ナノプロセスによる生産やEUVリソグラフィー技術導入のスケジュールは不透明で、TSMCに差を広げられる一方となっている。
またファウンドリー世界2位の米グローバルファウンドリーズ(GF)は先ごろ、7ナノ立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスの開発を無期限延期すると発表しており、TSMCの業界における優位性はますます高まっている。
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