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EIH、9月23%減収


ニュース 電子 作成日:2018年10月12日_記事番号:T00079781

EIH、9月23%減収

 電子ペーパー(EPD)最大手の元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)が11日発表した9月連結売上高は12億9,800万台湾元(約47億円)で前月比0.05%増、前年同月比23.1%減だった。第3四半期通期では41億8,900万元で前期比15.9%増、第1~3四半期累計では104億7,500万元で前年同期比10.4%減となった。12日付経済日報が報じた。

 EIHは電子ブックリーダー向け事業について、下半期は顧客が新製品への移行に向けて在庫調整を進めるため、通年の出荷量は前年より小幅減が見込まれると説明。一方で無線ICタグ(RFID)や小売店用電子棚札(ESL)など、新製品の出荷は成長していると強調した。こうした新製品や粗利益率の高い製品の需要期に入るため、下半期の粗利益率は40%台を回復するとの見方を示した。

 同社は電子ペーパー需要に応じて米サウス・ハードリー(マサチューセッツ州)、台湾の新北市林口区、中国の揚州市(江蘇省)で生産能力の拡充を進める計画で、今年の設備投資額は近年の3億~4億元から倍増する見通しだ。