ニュース その他製造 作成日:2018年10月12日_記事番号:T00079791
米中貿易戦争がエスカレートする中、台湾元、人民元をはじめとするアジア通貨が下落しており、輸出への依存度が高い電子業界や工作機械業界には追い風となりそうだ。12日付経済日報が伝えた。
証券業界は、アジア通貨安が輸出に依存する製造業に有利に働くと指摘。証券アナリストは、鴻海精密工業の場合、台湾元が1%下落すれば、営業利益率が0.2ポイント上昇し、人民元が5%以上下落すれば、営業利益率が0.5ポイント高まると試算した。人民元と台湾元が同時安となる状況が年末まで続けば、為替差益が業績を後押しする見通しだ。
工作機械業界の場合、各社は1米ドル=30.5台湾元(約111円)でオファー価格を算出しており、それを上回る台湾元安になっているため第4四半期は為替差益が見込まれる。業界大手、程泰機械(グッドウェイ・マシン)の楊徳華董事長は先ごろ、「手持ちの米ドル資金が3,000万~4,000万米ドルあり、第4四半期は為替差益が見込める」と述べた。
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