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閣僚の外国永住権、就任時には失効


ニュース 政治 作成日:2008年6月9日_記事番号:T00007980

閣僚の外国永住権、就任時には失効

 
 馬英九政権の閣僚が外国の永住権を保有しているとの疑惑が浮上したことについて、行政院報道官の史亜平新聞局長は8日記者会見を行い、就任時点で外国永住権は失効または、放棄手続き中であることを明らかにした。9日付自由時報が伝えた。

 このうち、薛香川行政院秘書長と行政院経済建設委員会の陳添枝主任委員は、米国の外国人永住権(グリーンカード)を保有していたが、就任前に失効したという。また、沈世宏行政院環境保護署長はカナダ永住権(メープルカード)を保有していたが数年前に失効。行政院体育委員会の戴遐齢主任委員は現在、カナダ永住権の放棄手続きを進めているという。

 このうち、薛香川秘書長は、馬英九総統が選挙運動期間にグリーンカード疑惑を否定した時と同様に、失効旅券を示し、非移民ビザで米国に入国していたことを明らかにして、「その後グリーンカードを使用したことはなく、永住権は既に失効している」と主張した。

 民進党の立法院議員団は、劉兆玄行政院長に謝罪を求めるとともに、他の閣僚も外国の永住権を持っているケースがあるのではないかと疑いを強めている。