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彰化沖洋上風力発電、台朔重工が基礎杭製造


ニュース 公益 作成日:2018年10月15日_記事番号:T00079817

彰化沖洋上風力発電、台朔重工が基礎杭製造

 彰化県沖の洋上風力発電(オフショア風力発電)に参入するデンマーク企業、エルステッドは12日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台朔重工(フォルモサ・ヘビー・インダストリーズ)と、海中基礎工事に使用する大型基礎杭の製造に関する契約を締結した。台朔重工は今後、「大彰化東南」と「大彰化西南」の各大規模風力発電所(ウインド・ファーム)向けに基礎杭を製造する。契約金額は約20億台湾元(約73億円)。13日付工商時報が報じた。

/date/2018/10/15/15ostred_2.jpgエルステッドのバウゼンバイン氏(前左)と台朔重工の洪崇発シニア副総経理(前右)が握手を交わした(エルステッドリリースより)

 エルステッドは出力900メガワット(MW)の風力発電所、「大彰化東南」と「大彰化西南」を2021年に建設する計画だ。自社設計による海中基礎工事では長さ約90メートル、直径4メートル、重さ1本当たり400トンを超える鋼板製の基礎杭を使用する。

 エルステッド・アジア太平洋局長兼エルステッド台湾董事長のマティアス・バウゼンバイン氏は、「大彰化東南」と「大彰化西南」は25~30年間の運用を目標としていると説明した。台朔重工は機械製造の豊富な経験と複雑な鋼板の構造に関する専門技術を有しており、同社に基礎杭を発注できることは大変喜ばしいと語った。