ニュース 公益 作成日:2018年10月15日_記事番号:T00079819
台湾電力(台電、TPC)が、新たに建設するビルに電圧110V(ボルト)と220Vの双方に対応する「4つ穴コンセント」の設置を求める計画だ。220Vは海外では主流で、現行の110Vよりも節電効果が見込める。双方に対応する形とすれば、家電交換の過大な影響を軽減できるため、TPCは推進に向けて年末までに経済部に法改正を提案する方向だ。14日付中国時報が報じた。
台湾が仮に220Vに全面移行した場合、全土で送電力損失が年間10億キロワット時(kWh)減少し、モーター巻線使用の家電は電力使用量が20~30%減る。また、100~110Vは日本、米国、カナダ、ブラジルなどで使用されているものの、220Vの国・地域の方が多いため、そうした国・地域から台湾を訪れる旅行者にとって利便性が高まる。
220Vに対応可能な「4つ穴コンセント」は技術的な難易度が低く、大手建設会社も協力を表明している。家電大手、台湾松下電器(パナソニック台湾)は、220V導入が政策として決定した場合、協力に問題はなく、コストも増加しないとコメントした。業界はドライヤーや飲水機、冷蔵庫など電力消費が大きい製品から220V対応を進めるとみている。
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