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金門島経由の小三通、19日にも開放拡大


ニュース その他分野 作成日:2008年6月9日_記事番号:T00007982

金門島経由の小三通、19日にも開放拡大

 
 劉兆玄行政院長は6日、金門島経由で中国に渡航する「小三通」の対象を戸籍地の制限なく2週間以内に全面解禁する方針を立法院の答弁で明らかにした。行政院報道官の史亜平新聞局長によると、19日の行政院会(閣議)で開放が決定されれば、即実施される見通しだ。小三通は現在、金門県に戸籍を持つ人に限り認められており、開放措置の実施以後は全台湾住民が金門を通じて中国に渡れるようになる。外国人は依然開放の対象外だが、半年以上金門に居住すれば利用可能だ。7日付中国時報などが報じた。

 一方、金門県選出の陳福海立法委員(無所属)は、台湾本土と中国の間で7月から週末チャーター航空便の運航が始まれば、金門島の経済に影響が大きいとして、「中国大陸住民や福建省の住民に到着時に入境許可を発給してほしい」と訴えた。ただ、劉行政院長は「政府内部でさらに意見交換が必要だ」として、慎重な姿勢を示している。

 金門島の観光業界は、中国大陸住民に72時間以内の「ノービザ渡航」を認めることや台湾を訪れた中国人観光客が金門島経由で中国に戻ることを解禁することを求めている。