ニュース 社会 作成日:2018年10月15日_記事番号:T00079823
台北市立動物園ではこのほど、新たなスター候補生として、癒やし系動物として名高いカピバラ4頭(オス2頭、メス2頭)を、台南市の「頑皮世界野生動物園」から借り受け、年内の公開に向けて施設の改修が進められている。
世界の動物園では近年、動物の保護やエコロジー教育を主眼とする施設へと転換しているが、「スター動物」の人気を利用して集客力の維持を図るという状況は依然として変わらない。
台北市立動物園も例外ではなく、古くは日本統治時代のオランウータン「一郎君」、戦後ビルマ(現・ミャンマー)からやって来たゾウの「林旺」、1999年よりお目見えしたコアラの兄弟「パトリック」と「ハーレー」、2008年に中国政府から寄贈されたジャイアントパンダの「団団」と「円円」、さらに13年に「団団」と「円円」の間に生まれた「円仔」がスターの役割を務めてきた。
ただ、人気が永遠には続かないのもスターの宿命で、台北市立動物園でも「円仔」の後を継ぐ新たな人気者が出現していないことから、来園者数が低迷している。こうした中、同園ではこのほど、新たなスター候補として、カピバラを借り受けることを決めた。
南米アマゾン川流域に生息するカピバラは、世界最大のげっ歯類として知られるが、かわいらしい外見とおとなしい性格、さらに日本発のキャラクター「カピバラさん」の影響もあり、台湾でも「癒やし系」として人気が高い。
台湾では唯一、頑皮世界野生動物園が94年の開園時からカビバラを飼育しており、現在では20頭に増えている。このほど台北市立動物園に貸し出された4頭はまだ名前も決まっていない状態で、飼育担当員の林立婷さんがこれから命名する予定だ。
林さんも「カピバラはとぼけた子供みたい」、「よだれを垂らしながら草を食べる様子がとてもかわいらしい」「世話をする間、話し掛けずにいられない」などとその魅力のとりこになっているらしい。これなら一般公開後、正式なスター動物となることは間違いなさそうだ。
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