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TSMCは今年1%増収、ウエハー1枚当たり=ICインサイツ


ニュース 電子 作成日:2018年10月16日_記事番号:T00079826

TSMCは今年1%増収、ウエハー1枚当たり=ICインサイツ

 市場調査会社、ICインサイツによると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の8インチウエハー換算で1枚当たりの平均売上高は今年1,382米ドルと、昨年平均の1,368米ドルから約1%増加する見通しだ。16日付工商時報が報じた。

 ファウンドリー各社の8インチウエハー当たりの平均売上高は、グローバルファウンドリーズ(GF)が前年比0.6%増の1,014米ドル、聯華電子(UMC)が715米ドルと昨年の716米ドルからほぼ横ばい、中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)は671米ドルで前年比6.7%減。2013年の数値と比較した場合、TSMCが9%増だった以外は、GFが1%減、UMCが約10%減、SMICが16%減といずれもマイナス成長だった。

 この他、ICインサイツの統計によると、20ナノメートル以降の先進製造プロセスの12インチウエハー1枚当たりの平均売上高は現在6,050米ドルと、28ナノプロセスの2倍、90ナノプロセスの3.4倍に上る。成熟プロセスと先進プロセスの価格差がますます拡大していることが明らかとなった。

 ただICインサイツによると、先進プロセスは今後5年、需要鈍化と競争激化に伴い、大幅な価格上昇は見込めないもようだ。