ニュース 電子 作成日:2018年10月16日_記事番号:T00079832
アップル製品の動向分析で定評がある、中国の天風国際証券(TFインターナショナル・セキュリティーズ)の著名台湾人アナリスト、郭明錤氏は15日、スマートフォン「iPhone」向けに音響機器を供給する美律実業(メリー・エレクトロニクス)と中国の立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)が、自製率の向上で価格競争力を高めており、来年下半期に発売される次世代iPhone向けの両社の供給割合は計40%へと現在の18%から高まり、最大サプライヤーである香港の瑞声科技(AACテクノロジーズ・ホールディングス)を上回る可能性があるとの予測を示した。16日付経済日報が報じた。
郭氏は、来年の次世代iPhoneは音響機器の防水規格に変化がない見通しで、メリーは音響機器部品の自製率向上を進めているため、価格競争力が高まり、受注増が期待できると説明した。
なお日本経済新聞の報道によると、アップルのワイヤレスイヤホン「AirPods(エアポッド)」を生産する中国の電子機器大手、歌爾声学(ゴアテック)は、生産ラインの一部をベトナムに移転する意向をサプライヤーに通達した。米中貿易戦争と中国の人件費上昇を受けての措置とみられる。メリーなどは、移転に伴う生産の空白期にアップルからの受注増が見込まれる。
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