韓国の現代自動車（ヒュンダイ・モーター）の台湾総代理店、南陽実業は15日、台湾生産のセダン「エラントラスポーツ」を発売した。価格は79万9,000台湾元（約290万円）からで、輸入モデルより20万～30万元安い。南陽実業の李応生総経理は、毎月450台の販売が見込めると述べた。16日付工商時報が報じた。
エラントラスポーツは、一般の鋼材より強度の高い高張力鋼を使用し、操作上の安定度が向上した（ヒュンダイリリースより）
エラントラスポーツは1.6リットル直噴ターボエンジンを搭載し、最高204馬力（PS）と、台湾生産のセダンで初めて200PS以上の馬力を実現した。李総経理は、性能強化とガソリン１リットル当たり14.4キロメートルの低燃費を両立させたと説明した。
台湾生産のセダンは台湾の自動車市場で最大の販売シェアを占めるが、個性がないとして若者の需要が減り続けている。こうした中、自動車各社は差別化を図るため、台湾生産のセダンの性能強化に取り組んでいる。
