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中華航空、350便の大型減便を計画


ニュース 運輸 作成日:2008年6月9日_記事番号:T00007985

中華航空、350便の大型減便を計画


 中華航空(チャイナエアライン)は航空燃料高騰による損失拡大の防止策として、旅客便と貨物便の大幅な減便方針を決めた。減便を予定するのは旅客便で6月から9月まで200便、貨物便は6月から8月まで150便の計350便の予定。これにより月間2億台湾元(約6億9,000万円)の赤字削減を見込む。7日付工商時報が報じた。
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 減便計画は週14便のロサンゼルス線を12便に、シアトル線を週5便から2便に、プノンペン線を週7便から5便などとなっている。同社によると、ロサンゼルス往復の場合、現状では乗客1人当たり3万台湾元(約10万4,000円)の燃料サーチャージ支払いが必要だが、エコノミークラスのチケット料金は現在3万5,000元、ハイシーズンでも4万5,000元でコスト割れとなっている。

 このほか、搭乗率が高くチケット価格も良好な欧州のフランクフルト、ローマ、ウィーン、アムステルダムの4都市、および豪州シドニーの各路線は減便を行わない。

 中華航空は従業員の給料1割削減も計画しているが、6日の労使協議では結論が出なかったため、13日の労組大会後に改めて協議を行う。