ポリエステル加工糸大手、宜進実業は16日、紡織業界の見本市、台北紡織展（台北イノベーティブ・テキスタイル・アプリケーション・ショー、TITAS）で、銅ナノ粒子を利用した抗菌性ナノファイバー技術を開発したと発表した。医療機器や下着などの衣料品、フィルターなどに応用できる。機能性繊維市場を開拓する。17日付経済日報が報じた。
今年のTITASには456社が出展。最新のハイテク機能性紡織品などを展示している（16日＝中央社）
宜進実業はナノ技術の開発などを手掛ける戴壟科技（DAZZEONテクノロジー）と共同で同技術を開発した。
宜進実業の詹正田董事長は、米中貿易戦争で不確実性が高まる中、企業は新たな技術を開発するなどして変化に対応する必要があると説明した。
