ニュース 社会 作成日:2018年10月17日_記事番号:T00079873
台中市に住む35歳の女性会社員が、全70回の連続ドラマを3日間で一気に視聴したところ、目の不調に悩まされるようになり、病院で検査した結果、老眼になってしまった。
医師は目の休息の重要性を訴える。ドラマや映画をスマホやタブレット端末で見ることが多い台湾人には、若い老眼予備軍が多いのではないだろうか(16日=中央社)
この女性はある会社の秘書を務めており、普段からパソコンの画面を見ながら事務仕事をこなしていた。先月、最近話題となっている中国ドラマ『延禧攻略』を見始めたところ、続きが気になって止められなくなってしまった。
1日8時間、目を使う仕事を終えた後、帰宅して午前2時ごろまでドラマを7~8時間見続けたほか、通勤列車の中や会社の昼休みにも寸暇を惜しんで視聴した結果、3日間で全て見終った。
その後、仕事中に文章が読みづらくなったり、買い物中に商品のラベルが見えづらくなったりと目の不調が深刻になったことから、病院で検査したところ、異なる距離の物体を見る際に焦点を合わせることが遅くなる、いわゆる老眼の症状が既に現れていると診断された。
診察した眼科医は、目の中の水晶体は加齢によって弾性が失われていき、調節力が弱まり、焦点を合わせるのにより大きな力が必要になると説明。一般に、老眼の症状が現れるのは40歳を過ぎてからとされるが、この女性は短期間にあまりにも目を酷使したことで急激に目の老化が進んだようだ。
なお適切な目の使い方をしていれば、目の筋力が回復し、老眼の程度が和らぐが、正常な視力を完全に回復することはないそうだ。
年齢を重ね、老眼になるのは自然なことだが、専門医は少しでも遅らせる方策として、PCやスマートフォンといった画面を近くで見るような機器の使用時間をできるだけ減らし、30分ごとに目を休める習慣を身に付けるよう提言している。既に老眼の症状が出ている場合も、適切な度数の眼鏡をかけることで悪化を抑えられるそうだ。
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