ニュース 電子 作成日:2018年10月18日_記事番号:T00079883
スマートフォン市場は需要期を迎えているが、液晶パネルドライバICに採用されるCOF(チップ・オン・フィルム)実装用基板が深刻な供給不足に陥っており、中国のスマホメーカーやパネルメーカーが、同基板を生産する台湾の頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)、易華電子(JMCエレクトロニクス)からの調達を増やしている。18日付工商時報が報じた。
中国のスマホブランド、魅族科技(メイズ)は新製品「X8」の出荷遅延について、COF基板の不足が原因と説明。また中国の液晶パネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)でもCOFモジュールを搭載した液晶パネルや有機EL(OLED)パネルの出荷を増やせない状況となっている。
韓国のCOF基板メーカーの生産ラインがサムスン電子やLGディスプレイ(LGD)によって押さえられているため、中国メーカーは、チップボンドや易華電子からの調達を増やさざるを得ない状況だ。
なお業界関係者はCOF基板の供給について、短期内に大幅増産は期待できないため、来年上半期も不足が続くとの見方を示している。
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