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台プラ4社、5月売上高が過去最高に


ニュース 石油・化学 作成日:2008年6月9日_記事番号:T00007989

台プラ4社、5月売上高が過去最高に

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の5月の合計売上高は、石油化学製品の高騰によって前月比24%の1,605億4,500万台湾元(約5,554億円)となり、単月の過去最高を記録した。1~5月の累計売上高は7,043億5,400万元。7日付工商時報が報じた。 
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 4社で最も売上規模の大きい台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、エチレン、プロピレン、ブタジエン価格の上昇、および製油所の年次保守が終って設備がフル稼働ととなった結果、売上高は前月比38.9%増、前年同月比85.3%増で過去最高の955億9,600万元となった。証券会社からは、台塑石化の今年の通年売上高は9,000億元に上り、台湾中油を抜いて石化業界で首位に立つ可能性もあるという見方が出ている。

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)も、5月は前月比14.1%増、193億9,600万元の過去最高売上高を達成した。主力製品のポリエチレンが1トン当たり1,730~1,740米ドル、ポリ塩化ビニルが同1,200米ドル、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)が同2,400米ドルと、それぞれ価格が上昇したことが売上高を押し上げた。

 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は前月比9.4%、前年同月比22.94%増の過去2番目に高い247億7,600万元。南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)は前月比3.2%増、前年同月比8.5%増の過去3番目に高い1,024億9,500万元だった。