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Q1~3損保収入が低成長、自動車市場不振で【表】


ニュース 金融 作成日:2018年10月18日_記事番号:T00079895

Q1~3損保収入が低成長、自動車市場不振で【表】

 損害保険業界団体、中華民国産物保険商業同業公会(産険公会)の統計によると、今年第1~3四半期の損保業界の保険料収入は1,237億5,000万台湾元(約4,500億円)で前年同期比4.84%の成長にとどまった。5割以上の割合を占める自動車保険の保険料は654億3,700万元と3%しか増加しなかった。18日付工商時報が報じた。

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 業界関係者によると、自動車保険料の低成長には、今年1~9月の新車登録台数が32万2,084台と前年同期比1.4%減少したことや、台湾生産車の保険料率引き下げなど多くの要因が考えられる。

 また輸入車販売は増えているものの、一般ユーザーが車両保険に加入する際は、より保険料の低い「乙式」または「丙式」を選択するケースが多いことも低成長の一因との見方を示した。

 自動車保険市場が飽和状態となる中、損保各社はその他の商品に注力しており、工事保険、医療保険、その他(損害賠償保険など)の第1~3四半期保険料はそれぞれ前年同期比21%、21%、12%の高成長を記録した。