宝塚歌劇団の第３回台湾公演が20日、台北市中正区の国家戯劇院で開幕する。台湾入りした星組組長の万里柚美（まりゆずみ）は17日、「皆さんに喜んでもらえる舞台をお届けし、日台間の文化交流の一助としたい」と抱負を述べた。
紅ゆずる（左）から沼田代表（右）に、出演者のサイン入りポスターが手渡された（ＹＳＮ）
星組の出演者39人は同日、日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹夫代表を表敬訪問した。沼田代表は、台湾の人々の強い要望があり、再演が実現したと説明。「日本のよき文化を広めてもらいたい」と述べた。
万里柚美は「台湾に戻ってくることができてうれしい」と語った。今回の出演者39人のうち９人は、初回の2013年台湾公演にも出演していたという。
袴（はかま）姿で台北事務所を訪問した（ＹＳＮ）
台湾公演は、国家戯劇院で20～28日、高雄市文化センター至徳堂（高雄市苓雅区）で11月２～５日に行われる。高雄公演は初めてだ。演目は、日台合作の武侠ファンタジーテレビ人形劇をミュージカル化した「サンダーボルトファンタジー東離剣遊紀」と、星組トップスター紅（くれない）ゆずるの魅力にスポットを当てたレビュー「アメイジングスター☆キラールージュ」。
