ニュース 電子 作成日:2018年10月19日_記事番号:T00079910
光学レンズメーカー、先進光電科技(アビリティー・オプトエレクトロニクス・テクノロジー)は18日、中部科学工業園区(中科)で新工場を建設すると表明した。2020年に稼働予定。投資額は30億台湾元(約110億円)以上。高維亜総経理は、生体認証や車載向けの需要増加を見込む。19日付経済日報などが伝えた。
同社は、ノートパソコン向けレンズが売上高の6割を占める。世界市場シェアは60~70%と、今後の成長余地が限られるので、近年生体認証や車載向けに注力している。
生体認証分野では、聯発科技(メディアテック)傘下の深圳市匯頂科技(GOODiX)と、スマートフォンのディスプレイ指紋認証ソリューションを開発しており、来年の出荷成長が期待できる。
車載向けでは、ボルボ・カーの全周囲モニター向けに月間約1,000セット出荷している。長安福特汽車(長安フォード)にもサンプルを送付した。同社は、デジタル(電子)ミラー普及などで、来年の車載向け売上高が倍増し、売上高比率は10%に達するとみている。
同社は、台湾、中国・江蘇省鎮江、ベトナムに工場がある。来年レンズ生産能力は1,600万個に達する見通しだ。第3四半期連結売上高は、前期比45.8%増、前年同期比29.5%増の6億4,700万元で、過去最高を記録した。証券会社は、来年の20%増収を予測している。
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