ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年10月19日_記事番号:T00079913
ステンレス鋼メーカー、運錩鋼鉄は、傘下の中国・寧波奇億金属(浙江省寧波市)の新工場が稼働を迎えた。投資額は20億台湾元(約72億6,000万円)余り。運錩鋼鉄の顔徳和董事長は同工場について、アップルのサプライチェーン入りを果たし、11月より供給を開始すると明らかにした。アップルが要求する特殊材質の、毛髪並みの薄さの製品に対応する。19日付工商時報が報じた。
新工場の月産能力は9,000~1万トンで、旧工場を50%以上上回り、年間で最高12万トンに達する。アップルのほか、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)のサプライチェーン入りも果たしたとされ、年間生産額は10億人民元(約162億円)以上が見込まれる。
顔董事長はまた、中国における自動車向けハイエンド部品用ステンレス鋼板の需要は月間2,000万トンを超えると指摘。新工場はボルボ、フォルクスワーゲン、日産などのサプライチェーンに加わる見込みで、同分野向けの製品を試験生産中だと明らかにした。
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