インターネット通販サイト最大手「ＰＣホーム」を運営する網路家庭国際資訊（ＰＣホームオンライン）の蔡凱文総経理は、来年第３四半期に台北市で同社初の無人店舗を開設すると明らかにした。当初は拡張現実（ＡＲ）／バーチャルリアリティー（ＶＲ）技術でブランド各社の商品を紹介し、購入に導くビジネスモデルを想定しているという。19日付工商時報が報じた。
蔡総経理。商品価格が割引になる「Fastagスマートタグ」の導入など、就任以来、相次いで新サービスを打ち出している（18日＝中央社）
蔡総経理は、今年から無人店舗に関する研究を開始し、多くの提携メーカーと協議してきたと説明。無人店舗にはモバイル決済サービス「Ｐｉ拍銭包」も導入し、インフルエンサー（ネット有名人）などと提携してマーケティングを強化すると表明した。
この他、蔡総経理は、ＰＣホームは今年の「独身の日（光棍節、11月11日）」前後の特売セールで５日以内に売上高30億台湾元（約110億円）、昨年から倍増を目指すと表明した。
