ニュース 金融 作成日:2018年10月19日_記事番号:T00079923
11月にアジア太平洋マネーロンダリング対策グループ(APG)による第3次相互審査が行われるのを控え、金融監督管理委員会(金管会)は18日、2016年から現在までのマネーロンダリング(資金洗浄)違反案件の処分状況を公表した。今年第1~3四半期に銀行、保険、証券会社に下した処分件数は合計254件で、昨年通年の277件、一昨年の257件に迫っている。19日付経済日報が報じた。
金管会はこれについて、オフサイト・モニタリングや、金融検査の範囲、深度、頻度を強化した結果、処分件数が増加傾向にあると説明した。
一方、今年第1~3四半期の資金洗浄に対する罰金処分の合計額は590万台湾元(約2,150万円)で、昨年通年の3,206万元、一昨年の5,120万元から大幅に減少している。これについて金管会は、今年は文書による改善要求が159件、是正勧告が78件に上り、罰金処分は15件にすぎないと説明した。
金管会は昨年6月に改正マネーロンダリング防止法が施行されて以降、金融検査を強化している。
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