ニュース 社会 作成日:2018年10月19日_記事番号:T00079928
18日正午ごろ、台北駅の1階コンコースの売店や飲食店の厨房(ちゅうぼう)で停電が発生した。台湾鉄路(台鉄)の名物駅弁「台鉄便当」も調理ができなくなり、急きょ、基隆市七堵区の車勤服務部から1,000個を取り寄せる事態となった。列車の運行やきっぷの販売に影響はなかった。
暗闇の中でも多くの客が台鉄便当を買い求めた(18日=中央社)
停電が発生したのは午前11時55分。1階コンコースの一部と地下1階の駐車場部分へ電力を供給するための変圧器が老朽化により故障したことが原因とみられる。
これにより▽セブン-イレブン▽レンタカーの和運租車▽旅行会社の雄獅旅行社(ライオントラベル)▽易遊網(ezトラベル)▽駅弁販売の台鉄便当本舗──といった店舗が影響を受けた。また一部、電子制御のコインロッカーが開けられなくなり、荷物を取り出す利用者のために係員が手動での解錠に追われた。
この他、地下1階の駐車場も一面、真っ暗闇と化した上、利用車両が進入しようとしても駐車チケットの発給機が作動しないという事態が発生した。
台鉄便当を調理している交通部台鉄管理局・餐旅服務総所の厨房も作業不能となり、乗客が楽しみにしている駅弁が製造できなくなってしまった。そこで七堵車勤服務部から1,000個を取り寄せたものの、この駅弁は通常、台北駅で1日に1万2,000個が売れる人気商品。この日も午前中だけで6,000個が売れていた。作業員の懸命の修理で電力供給が復旧したのは約7時間後の午後6時53分、楽しみにしていた駅弁を諦めざるを得なかった乗客も多かったことだろう。
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