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TSMC運動会、1.2万元のボーナス支給【図】


ニュース 電子 作成日:2018年10月22日_記事番号:T00079930

TSMC運動会、1.2万元のボーナス支給【図】

 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音(マーク・リュウ)董事長は20日、毎年恒例の社内運動会で慣例に従い、1人当たり1万2,000台湾元(約4万4,000円)の特別賞与(ボーナス)を支給すると発表した。従業員3万9,000人で、支給総額は過去最高の4億6,800万元に達した。21日付蘋果日報などが伝えた。

/date/2018/10/22/01tsmc_2.jpg劉董事長はあいさつの中で、張前董事長は引退したばかりとの理由で今年の運動会の参加を見送ったが、TSMCの業績が良ければ、来年はきっと来てくれるはずと語った(20日=中央社)

 TSMCは2012年に運動会での特別ボーナス支給を開始。今年の支給総額は前年の4億5,600万元を上回った。

 6月に引退した張忠謀(モリス・チャン)前董事長に代わり就任した劉董事長は、量産に入った最新の7ナノメートル製造プロセスについて、「半導体産業の発展における重要な里程標(マイルストーン)だ」とした上で、「全世界のあらゆる商品のイノベーターに開放することで、高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)やモノのインターネット(IoT)、自動車への応用などとTSMCの技術は融合できる」と述べた。EUV(極端紫外線)リソグラフィー技術を導入した7ナノ強化版(7ナノプラス)については、間もなく量産に入ると述べた。サムスン電子も先日、EUV7ナノプロセスの量産を表明している。

 劉董事長はまた、今年の売上高が1兆元の大台を突破するとの認識を示した。

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