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台湾セメントの7月域内価格、過去15年で最高へ


ニュース その他製造 作成日:2008年6月9日_記事番号:T00007994

台湾セメントの7月域内価格、過去15年で最高へ

 
 セメント最大手の台湾水泥(台湾セメント、台泥)は、7月から域内セメント価格を8~10%値上げし、1トン当たり2,700~2,750台湾元(約9,300~9,500円)とする計画だ。これにより、台湾でセメントの使用量が最高だった1993年と同水準の高い数値となる見通しだ。9日付蘋果日報が報じた。
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 台泥の黄健強副総経理によると、セメントの生産コストのうち3割を占める石炭価格が5月、27.3%上昇し1トン当たり140米ドルとなったことが値上げの主な理由だ。同社の輸出価格は6月から既に8~10%の値上げを実施している。

 亜洲水泥(アジアセメント)は、石炭価格の高騰や7月の電気料金の上昇を受け、下流メーカーと現在、セメント価格の値上げ交渉を行っているところだ。値上げ幅は6~10%となる見通しだ。