ニュース 建設 作成日:2018年10月22日_記事番号:T00079941
油圧機器メーカーのKYBが日本の公的認定などに適合しない免震装置を出荷し、建築物多数に使用された問題で、台湾にも問題の免震装置が輸出されていたことが分かった。問題の免震装置は台湾で主に高級住宅物件に使用されていたもようで、内政部営建署は実態把握に向けた調査を検討している。22日付蘋果日報が伝えた。
KYBの子会社、カヤバシステムマシナリーの広門茂喜社長は「台湾に輸出した設備に関する特定の品質管理データはない」としながらも、台湾向け輸出品の基準が日本国内向けより低かった点は認めた。
広門社長はまた、「台湾に輸出された問題の免震装置は主に高層住宅に使用されている。その他の海外には輸出されていない」と述べた。
KYBの台湾代理店、強固企業(ストロング・ソリッド・エンタープライズ)は「KYB側の担当者が楽をしようとして、分解や再組み立て、性能テストなどに必要な時間を省いたために、標準作業手順(SOP)に反する事件が起きた」とコメントした。
同紙がインターネット上で検索した結果、台湾全土で多くのデベロッパーがKYBの免震装置を使用していると広告にうたっていることが分かった。
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