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国家レベル映像産業拠点、台南の製糖工場跡地に建設へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年10月22日_記事番号:T00079944

国家レベル映像産業拠点、台南の製糖工場跡地に建設へ

 台湾初となる国家レベルの映像産業拠点の建設地が、日本統治時代の1903年に建設された台南市塩水区の製糖工場「岸内糖廠」跡地に決定した。21日付工商時報が報じた。

 岸内糖廠跡地の敷地面積は約33ヘクタール。台南市政府の計画によると、当初は6億台湾元(約21億8,000万円)の予算を投じ、約13.7ヘクタールの用地に明・清朝、日本統治時代の街並みや眷村(けんそん、外省系住民の集落)を構築する他、敷地内の歴史的建造物を修復して台湾の歴史ドラマ撮影に供する。

 同拠点は民間企業とOT(運営・譲渡)、BOT(建設・運営・譲渡)事業契約を締結し、撮影スタジオや映画館、博物館などの商業施設の運営ができるようにする計画で、中環集団(CMCグループ)や阿栄影業(ArrowCam)などが意欲を示している。

 台北市と高雄市も映像産業の強化に取り組んでいる。台北市政府は北投区の1.7ヘクタールの用地に先端技術を取り入れた撮影スタジオ、内湖区の1,800坪の用地に動画の特殊効果スタジオの設置を検討している。